2. 生態系を守るために設置されている「魚道」
ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には
- 「面白い!すごい!」
- 「魚がぐるぐる登るの?不思議」
- 「なにこれ!凄く行きたい!」
- 「人間もエレベーターに依存しててはあかんですね」
など、多くのコメントが寄せられました。
国土の約75%が山地である日本では、治水や農業用水の確保のために多くのダムが建設されており、生態系を守るためにこのような「魚道」も設置されています。
今回投稿主さんが訪れた上木馬瀬砂防堰堤のループ魚道は群馬県安中市に所在し、高さは約10メートル。
実際にこのループ魚道を見たときの心境を伺うと、「国内で一番高さのある、ちょっとお城のような姿に感動しました。そしてぐるぐるらせん状5周の魚道をけなげに上る魚の姿が想像されて『がんばれ!』という声をかけたくなりました」と投稿主さん。
続けて、「人間の都合でぐるぐる回る魚道を泳いで上がる魚にはちょっと申し訳ないような、また通勤のために東京の地下鉄(渋谷とか)から地上までぐるぐるエスカレーターを上る人間を重ねたりして、じんわり来ました」と振り返ります。
投稿の反響についても伺うと、「みなさん魚がぐるぐる上るユーモラスで、ちょっとけなげな姿を想像されて、いいねやリポスト頂いたのではないかと思いました。人間と自然の共存の事をすこし感じたり、山奥にこんなものが静かに働いていることをちょっと知って楽しんでもらえたのは嬉しいです」と話してくれました。
投稿主さんはInstagramやはてなブログでも円筒分水の魅力について発信しています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
長野堰円筒分水の後、上木馬瀬(かみちませ)砂防堰堤のループ魚道に行きました。
— 円筒分水かわうそ探検隊 (@kawausobunsui) November 11, 2025
ダムができても魚が上流にのぼれるための施設。魚は5回ぐるぐる回って上ります。魚がんばってます。人間も五階くらいは階段で登らなけれ。 pic.twitter.com/HVrecCag3Q
