2. 【介護保険】65歳以上「2割負担の対象者」は拡大する?どんな人が2割負担?
介護保険サービスの利用者負担について、65歳以上である第1号被保険者の負担割合は原則1割(所得に応じて2割・3割)ですが、その持続可能性が問われています。
※第2号被保険者(40~64歳)は所得に関係なく1割負担
現行の負担割合の要件は以下の通りです。
- 1割負担
上記の2割負担、3割負担の要件以外のすべての方が該当。 - 2割負担(所得上位20%相当)
年金収入等(年金収入 + その他の合計所得金額)が、単身で280万円以上、2人以上世帯で346万円以上である方
かつ、合計所得金額が160万円以上である必要がある。 - 3割負担(現役並み所得)
年金収入等が、単身で340万円以上、2人以上世帯で463万円以上である方。
かつ、合計所得金額が220万円以上である必要がある。
要介護状態となっても、居宅介護支援(ケアマネジメント)の費用は、所得にかかわらず全額が保険給付(利用者負担なし)となる点も特徴です 。ただし、制度の持続可能性確保のため、現在、利用者負担の導入も含めた給付のあり方が検討されています。

