3. iDeCoとNISAを活用した資産形成は不可欠

高齢者世帯の家計は慢性的な赤字になっていることを考えると、現役世代の方は計画的に資産形成を進める必要があります。

iDeCoやNISAという税制優遇を受けながら資産形成を進められる制度があるため、これらを有効活用しましょう。

iDeCoとNISA

iDeCoとNISA

出所:厚生労働省「iDeCoとNISA」

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後資金づくりを目的とした制度です。毎月掛金を拠出し、預金や投資信託などで運用します。

iDeCoのメリットは、掛金が全額所得控除になり、所得税・住民税が軽減される点です。運用益も非課税で、複利効果を得つつ効率よく老後資金を用意できます。

NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になる制度です。2024年から新NISAとなり、成長投資枠(年間240万円)とつみたて投資枠(年間120万円)の併用が可能になりました。