何でもかんでも反対をして、そもそも自分の考えを言わなかったり、代案を示すなどをしない行為は、チームとして考えれば雰囲気が悪くなるだけではなく、よくなることはあまりないといえるでしょう。

チーム運営を円滑に運営するために、そうした態度の人をいかに前向きに協力してもらうかが日本企業のリーダーシップの神髄というところでしょうか(外資系企業だとそういう人は景気が悪くなるとポジションを失う傾向にあります)。

まとめにかえて

体育会出身者は、スポーツや共同生活を通じて、リーダーシップだけではなく、フォロワーシップを自然に身に着けていることが多いというのが就職活動やその後の社会人生活でポジションを確立できる背景とみています。

最後に話はそれますが、就職活動において、グループディスカッションが果たされることがありますが、その際に必ずしも「リーダー」役を演じる必要はありません。「フォロワー」としてどのように結論を導くプロセスに貢献するか、「リーダー」の間違いを指摘するガバナンス機能を発揮するかも注目ポイントといえます。

 

青山 諭志