6. 年金生活者支援給付金「9月に届いた緑の請求書」ほったらかしなら即返送を

9月より順次、新たな対象者に「年金生活者支援給付金請求書(ハガキ)」が送付されています。

日本年金機構では「年金生活者支援給付金請求書(ハガキ)」に記載されている提出期限までに届くよう、提出するように注意しています。

ただし、提出期限までに請求書が届くよう提出できなかった場合でも、手続きをすることはできます。

「「年金生活者支援給付金請求書」の提出をお願いします!(令和7年度版)」

「「年金生活者支援給付金請求書」の提出をお願いします!(令和7年度版)」

出所:日本年金機構「「年金生活者支援給付金請求書」の提出をお願いします!(令和7年度版)」

一点注意したいのが、令和8年1月5日までに請求書が届かなかった場合、「令和7年10月分から令和8年1月分の年金生活者支援給付金」は受け取れず、「請求した月の翌月分」からの支払いになる点です。

令和8年1月5日までに届くように、早めに手続きをおこないましょう。

7. まとめにかえて

老後の生活を支える「年金生活者支援給付金」について、特に老齢基礎年金の受給者を対象とした内容を解説しました。

最も重要な点は、この給付金が「申請必須」であり、支給対象となった方には毎年9月頃に「緑の封筒」で請求書(はがき)が届いている、という事実です。

記事でも触れた通り、令和8年1月5日までに手続きをしないと、本来受け取れるはずの数ヶ月分を逃してしまう可能性があります。給付金は、老齢基礎年金に上乗せされることで、生活の安定に役立つ貴重な財源となります。

40歳代、50歳代の皆さまは、ご自身の老後資金準備とあわせて、ぜひこの機会にご両親へ「緑の封筒が届いていないか」「手続きは済ませたか」を確認してみてはいかがでしょうか。

年末年始の家族の会話のきっかけとしても、本記事をご活用いただければ幸いです。

参考資料

マネー編集部社会保障班