2. 滞在時間の半数は1時間前後、目的によって大きく変動

商業施設に来館した際の1回あたりの平均滞在時間

出所:株式会社COUNTERWORKS「Z世代の商業施設に関する実態調査」(PRTIMES)

商業施設に来館した際の1回あたりの平均滞在時間 (n=400)

  • 30分未満: 13.5%
  • 1時間前後: 44.5%
  • 2〜3時間: 37.5%
  • 半日以上: 4.5%

1回あたりの平均滞在時間は、「1時間前後」が44.5%で最も多く、次に「2〜3時間」が37.5%でした。全体として8割以上が3時間以内の滞在です。

2.1 来館目的別の滞在時間

商業施設の滞在時間は、来館目的によって大きく変動します。

時間つぶしでは、滞在時間「2~3時間」が39.2%と、平均的な滞在傾向と近いです。

ポップアップストア・イベント催事が目的の人は、滞在時間「2~3時間」が48.1%と最も高く、目的のイベントがある場合は長く滞在することがわかります。

商品受取が目的の人は、滞在時間「30分未満」が17.4%と、短時間での利用が目立ちます。

3. 商業施設に求めるのは「快適な空間」と「モバイル対応」

商業施設に増えてほしい機能・サービス

出所:株式会社COUNTERWORKS「Z世代の商業施設に関する実態調査」(PRTIMES)

商業施設に増えてほしい機能・サービス (n=400、複数回答)

  • 休憩・作業スペース: 54.0%
  • キャッシュレス対応: 43.5%
  • スマホで注文・受取できるモバイルオーダー機能: 30.8%
  • 学べる・体験できる場: 19.2%
  • SNS映えスポット: 16.0%
  • 服のリペア・リユースなどサステナブルな取り組み: 14.8%
  • デジタルサイネージ: 12.8%
  • 特にない: 13.8%
  • その他: 0.0%

Z世代が商業施設に「増えてほしい機能・サービス」として最も求めているのは、「休憩・作業スペース」で54.0%という結果でした。
施設を買い物目的だけではなく、居心地のよい場所として利用したいというニーズがあるようです。
その他の要望としては、「キャッシュレス対応」が43.5%、「スマホで注文・受取できるモバイルオーダー機能」が30.8%と上位に挙がっており、デジタル時代の利便性や効率性が求められていることがわかります。

4. 「推しイベント」は遠出の動機になる

商業施設の来館意欲を高める要素 (n=400、複数回答)

  • 施設の雰囲気や内装が心地よい: 42.0%
  • 友人や恋人と一緒に楽しめる: 33.8%
  • ここだけで購入できる商品やブランドがある: 30.8%
  • 推しイベントやコラボ企画がある: 21.0%
  • 期間限定で開催されるイベント・ショップがある: 20.8%
  • 商品受取ができるなど、利用が便利: 17.8%
  • SNSで話題になっている・よく見かける: 17.0%
  • 写真映えするスポットや展示がある: 14.0%
  • 特にない: 14.0%
  • その他: 1.0%

商業施設の来館意欲が高まる要素として、雰囲気や内装が最も多く52.0%に上りました。

また「ここだけで購入できる商品やブランドがある」が30.8%、「推しイベントやコラボ企画がある」が21.0%、「期間限定で開催されるイベント・ショップがある」が20.8%と、「限定」の商品やイベントなどの企画に注目が集まっていることがわかります。

4.1 「限定イベント」があれば遠い商業施設にも行く人が多い

限定イベントやポップアップがあれば、普段より遠い商業施設にも行くと思いますか?

出所:株式会社COUNTERWORKS「Z世代の商業施設に関する実態調査」(PRTIMES)

限定イベントやポップアップがあれば、普段より遠い商業施設にも行くと思いますか? (n=400)

  • そう思う: 23.0%
  • ややそう思う: 47.2%
  • あまり思わない: 22.5%
  • 思わない: 7.2%

「限定イベントやポップアップがあれば、普段より遠い商業施設にも行くか」という問いに対し、「そう思う」が23.0%、「ややそう思う」が47.2%で計70.2%が「遠出も厭わない」と回答しています。

Z世代は「推し活」や「限定」といった特別感のある体験に対して高い価値を見出し、それを求めて積極的に行動しているようです。