2. 貯蓄2500万円を達成するために必要な積立額は?
早いうちから積み立てを進めておけば、老後に充分な貯蓄を確保しやすくなります。かつては2000万円が目安と言われていましたが、昨今のインフレの影響なども考慮してここでは2500万円を目標としてみましょう。
一般的な現役引退時期である65歳までを積み立て期間として、2500万円を達成するために必要な積立金額を試算しました。
2.1 資産形成は早く始めるほど楽になる
資産形成は、基本的に早く始めて長期で取り組むほど、月々の積立必要額が小さくなります。仮に年利回り4%で運用していくと、運用期間20年・30年・40年それぞれの運用シミュレーションは次のとおりです。
20年間の積立投資で2500万円を形成するためには、月々6万8162円の積み立てが必要です。40歳代から積み立てを始める方は、少しハイペースで準備を進める必要がありそうです。
それでも、運用益によって積み重なるため、2500万円の2/3程度に当たる総額1636万円の積み立て達成ができます。
30年間の積立投資で2500万円を形成するためには、月々3万6021円の積み立てが必要となります。30歳代から積み立てを行う方は参考にしてください。
月々3万円台であれば無理なく積み立てられるという方も多いでしょう。運用収益が1200万円程度なので、最終的な資産全体の半分弱が運用収益によって賄われる計算です。
40年間の積立投資で2500万円を形成するためには、月々2万1152円の積み立てが必要です。
20歳代から始めておけば、月2万円強で済むため、さらに毎月の積み立てがしやすくなります。また、複利効果により運用収益が積みあがるため、2500万円の60%近くが運用益で賄われることになります。


