4. 扶養親族等申告書の提出期限
扶養親族等申告書の提出期限は、日本年金機構から送付された申告書類に記載されています。
2026年2月に振り込まれる年金の源泉徴収所得税に人的控除を反映させるには、11月から12月中旬頃には提出しましょう。
提出期限に間に合わない場合でも、気づいたらすぐに提出しましょう。2026年2月の振り込みには間に合いませんが、2026年2月に遡って人的控除を受けられます。
5. まとめにかえて
年金受給者の扶養親族等申告書は、年金収入155万円以上(65歳未満の人)または205万円以上(65歳以上の人)に送付されます。
配偶者控除などの人的控除が受けられる場合、申告書を日本年金機構に提出することで源泉徴収される所得税が減額されます。
扶養親族等申告書の提出が遅れると所得税の減額が反映するタイミングが遅れ、未提出の場合は翌年に確定申告が必要となるため、申告書が送付されたらすぐに提出するようにしましょう。
参考資料
- 生命保険文化センター「公的年金の税金(所得税)はどうやって計算される?」
- 日本年金機構「「令和8年分公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」の紙の提出方法」
- 日本年金機構「令和8年分 公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」
- 国税庁「令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について(源泉所得税関係)」
西岡 秀泰
