5. まとめ:ねんきんネットで将来見込み額を早めに確認

厚生労働省のデータによると、厚生年金の受給権者のうち「月15万円以上」を受け取っている人は約47.6%と、ほぼ半数にのぼります。

ただし、この金額は額面であり、実際の手取りは税金や各種保険料の控除によって人それぞれ異なります。

12月の支給は2カ月分がまとめて振り込まれるため、年末の家計管理に直結します

平均値だけでなく「自分の加入履歴・働き方・扶養期間」が受給額に反映されるため、年金定期便やねんきんネットで将来見込み額を早めに確認しておくことが大切です。

2025年度は年金額が1.9%引き上げられた一方、標準報酬月額の上限引き上げといった制度改正も進んでいます。公的年金の仕組みを理解し、老後資金の備えに役立てていきましょう。

12月は何かと慌ただしい時期ですが、年金の仕組みを正しく理解し、今後の備えに役立てるチャンスと捉えてみてください。

参考資料

加藤 聖人