2. 【一覧表】60歳から90歳代の一般的な国民年金と厚生年金

働き方が多様化した現代、自由な働き方が魅力的な一方、働き方のちがいは老後の年金に大きな影響を与えるため、意識しておくことが大切です。

そこで、60歳から90歳代の一般的な年金月額を一覧で紹介します。

2.1 60歳から90歳代の一般的な年金月額

厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、60歳から90歳代の平均年金月額は以下のとおりです。

 

国民年金と厚生年金を比較すると、年金月額の差は3倍近くとなっています。

なお、年金は原則65歳からの受給です。60~64歳の年金月額が少ないのは、繰上受給などのためです。

2.2 公的年金はライフスタイルや性別による差が大きい

公的年金は、加入する年金の種類や保険料の納付期間によって、受給額が大きく変化します。

 

とくにライフスタイルによる働き方は、加入する年金の種類に直結します。老後の年金を見据えた働き方や、不足する老後資金をカバーするための資産形成が大切です。

また、厚生年金は性別による年金額の差も気になるところです。

厚生年金受給者の月額を性別で比較してみよう。

  • 男性:月額16万6606円
  • 女性:月額10万7200円

※国民年金部分を含む

男性と女性では、毎月約6万円もの差が出ています。収入の差や年金加入期間の長さが要因だと考えられます。