5. 介護保険だけに頼らない「老後の備え」をしておこう

本記事では、介護保険料の基本的な仕組みと、2025年度の都道府県別の介護保険料額を紹介していきました。

介護保険料は年々上昇し続けており、65歳以上の「第1号被保険者」にとっては負担感がより大きくなっています。

さらに、地域差も顕著で、特に大都市圏では一人あたりの保険料が高くなる傾向があります。

なお、介護保険制度は高齢期の生活を支える重要な仕組みではあるものの、実際には介護に必要な費用をすべてまかなえるわけではありません。

自己負担や対象外の費用、今後の制度改正による負担増も考慮すると、早めの備えが不可欠です。

「介護保険があるから安心」と思い込まず、制度を正しく理解し、将来に備える意識が大切です。

参考資料

和田 直子