4. 65歳以上のシニアが負担している「介護保険料」が最も高い都道府県はどこ?
厚生労働省が公表している「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」をもとに、2024年度〜2026年度の都道府県別基準額を見ていきましょう。
【月の保険料基準額(保険料基準額の伸び率)】
- 北海道 :5738円 (0.8%)
- 青森県 :6715円 (0.6%)
- 岩手県:6093円 (1.0%)
- 宮城県:6098円 (2.7%)
- 秋田県:6565円 (1.2%)
- 山形県:6058円 (-0.9%)
- 福島県:6340円 (3.8%)
- 茨城県:5609円 (2.3%)
- 栃木県:5773円 (2.1%)
- 群馬県:6203円 (1.1%)
- 埼玉県:5922円 (8.0%)
- 千葉県:5885円 (9.3%)
- 東京都:6320円 (3.9%)
- 神奈川県:6340円(5.2%)
- 新潟県:6412円 (1.7%)
- 富山県:6327円 (0.4%)
- 石川県:6354円 (0.1%)
- 福井県:6223円 (-0.3%)
- 山梨県:5744円 (-0.7%)
- 長野県:5647円 (0.4%)
- 岐阜県:6094円 (2.8%)
- 静岡県:5810円 (2.3%)
- 愛知県:5957円 (3.9%)
- 京都府:6608円 (4.4%)
- 大阪府:7486円 (9.7%)
- 三重県:6295円 (2.0%)
- 滋賀県:5979円 (-2.4%)
- 兵庫県:6344円 (5.7%)
- 奈良県:6034円 (3.1%)
- 和歌山県:6539円(0.0%)
- 鳥取県:6219円 (-2.1%)
- 島根県:6432円 (0.8%)
- 岡山県:6364円 (1.5%)
- 広島県:6098円 (1.9%)
- 山口県:5568円 (2.2%)
- 徳島県:6515円 (0.6%)
- 香川県:6219円 (0.2%)
- 愛媛県:6438円 (0.5%)
- 高知県:5809円 (-0.1%)
- 福岡県:6295円 (3.6%)
- 佐賀県:5983円 (0.0%)
- 長崎県:6222円 (-0.5%)
- 大分県:6235円 (4.7%)
- 熊本県:6190円 (-0.8%)
- 宮崎県:6038円 (1.4%)
- 鹿児島県:6210円 (-1.2%)
- 沖縄県:6955円 (1.9%)
厚生労働省の同資料によると、基準額が最も高かったのは大阪府大阪市で9249円、続いて大阪府守口市が8970円、大阪府門真市が8749円でした。
一方で、最も低かったのは東京都小笠原村の3374円で、次いで北海道音威子府村と群馬県草津町がともに3600円となっています。
また、上昇率に注目すると、最も大きく伸びたのは大阪府で9.7%増の7486円、反対に最も下がったのは滋賀県で2.4%減の5979円でした。
このように、シニアが負担している介護保険料の地域ごとの差は非常に大きいのが現状です。
特に大阪府をはじめ、埼玉県・千葉県・東京都といった大都市圏では上昇幅が大きい傾向が見られます。
背景としては、高齢化の進行や要介護認定者の割合が高いことが影響しているとうかがえます。
