6. 「公的な健康保険」の制度について知っておこう
本記事では、「後期高齢者医療制度」の基本的な仕組みと、2割負担の対象となる年金収入の目安について解説していきました。
後期高齢者医療制度の負担割合に関する優遇措置は9月末で終了したため、10月以降は一部の高齢世帯で医療費の自己負担が増えています。
加えて、来年春からは「子ども・子育て支援金」の徴収が始まる予定となっています。
医療費の自己負担や保険料の金額は、所得状況によって大きく左右されるため、まずはご自身や家族の収入をしっかり把握しておくことが重要です。
老後を安心して過ごすためにも、公的医療保険の仕組みを理解し、早めに備えておくことが欠かせないでしょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和5(2023)年度 国民医療費の概況」
- 政府広報オンライン「後期高齢者医療制度 医療費の窓口負担割合はどれくらい?」
- 厚生労働省「後期高齢者の窓口負担割合の変更等(令和3年法律改正について)」
- こども家庭庁長官官房総務課支援金制度等準備室「子ども・子育て支援金制度について」
- 厚生労働省「令和6年度からの後期高齢者医療の保険料について」
和田 直子