1.1 「新NISA」にはどんな特徴がある?重要な6つのポイントをチェック
「新NISA」の主な特徴は以下のとおりです。
- 非課税保有期間は無期限
- 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能
- 年間投資枠は、つみたて投資枠「年間120万円」・成長投資枠「年間240万円」
- 非課税保有限度額は1800万円(内、成長投資枠1200万円)※枠の再利用可能
- つみたて投資枠の投資対象商品は「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」
- 成長投資枠の対象商品は「上場株式・投資信託等」
「投資」と聞くと、まとまった資金が必要だと思われがちですが、実際には500円や1000円といった少額から始められる商品も多くあります。
新NISAを活用すれば、株式や投資信託への投資も小さな金額から気軽にスタートできます。
次章では、毎月コツコツ積み立てた場合に、将来どれほどの資産を形成できるのかシミュレーションしていきます。
2. 【利回り別】15年間「毎月5万円」を積立投資した場合の資産額をシミュレーション
本章では、新NISAを活用して積立投資を行った場合に、どれくらい資産を増やせるのかについて、想定利回り1%〜5%でシミュレーションしていきます。
前提条件は次のとおりです。
- 50歳から65歳までの15年間で老後資金をつくる
- 積立額は毎月5万円
- 投資信託は「安定的な運用」を重視した1~5%の商品
シミュレーションの結果は、以下のようになりました。
2.1 試算結果:「毎月5万円×15年×年1~5%」で資産はいくらになる?
想定利回り:資産評価額(元本部分は900万円)
- 年1%:970万6000円
- 年2%:1048万6000円
- 年3%:1134万9000円
- 年4%:1230万5000円
- 年5%:1336万4000円
15年間、毎月5万円を積み立てた場合、最終的には1000万円を超える資産形成が見込めます。
積立元本は合計900万円ですが、運用次第では約70万円〜436万円の利益が上乗せされる可能性があります。
ただし、投資にはリスクがあり、リターンが大きい商品ほど価格変動も大きくなる点を理解しておくことが大切です。

