大企業の社長とはどのような経歴を歩んできたのでしょうか。

最近の新入社員には「社長になることは期待していない」という人も多いという話もありますが、大企業の社長はそもそも新卒同期に一人も必ずしも出ないポジションです。たとえば、社長の任期が4年であれば、4年に一人ということになります。

企業のトップである社長。

社長がどのような経歴を歩んできたのか、また社長就任後に会社の業績はどうなったのでしょうか。

特に、就職活動中の方は、どのようなキャリアを歩むことでトップに近づけるかなどの参考になるのではないでしょうか。

はじめに

シリーズでお伝えする「注目企業・社長の経歴」では、就職活動中の学生に人気であったり、注目しておくべき上場企業の社長について出身大学、経歴、業績、最近の株価動向について有価証券報告書や会社発表資料をもとに見ていきます。

今回は、東京海上日動火災保険などを中心とする東京海上ホールディングス(HD)の社長について見ていきます。

社長の出身大学はどこか

永野毅社長は1952年11月9日生まれ。

2013年3月の発表資料によれば、永野毅社長は1975年3月に慶應義塾大学商学部を卒業しています。

社長の経歴

永野社長は、名古屋営業第三部長、経営企画部長、海外企画部長なども含めて国内外の企画主要部署を経てからの社長就任となっています。

社長の経歴は以下の通りです。

  • 1975年4月 東京海上火災保険株式会社入社
  • 2003年6月 同社執行役員東海本部名古屋営業第三部長
  • 2004年10月 東京海上日動火災保険株式会社執行役員名古屋営業第三部長
  • 2006年6月 同社常務執行役員
  • 2008年6月 同社常務取締役経営企画部長
  • 2008年6月 当社取締役
  • 2009年6月 当社取締役退任
  • 2010年6月 東京海上日動火災保険株式会社専務取締役
  • 2011年6月 当社専務取締役
  • 2012年2月 当社専務取締役海外事業企画部長
  • 2012年6月 東京海上日動火災保険株式会社取締役副社長
  • 2012年6月 当社取締役副社長海外事業企画部長
  • 2013年6月 東京海上日動火災保険株式会社取締役社長
  • 2013年6月 当社取締役社長(現職)
  • 2016年4月 東京海上日動火災保険株式会社取締役会長(現職)