社長就任後の業績動向
永野社長は2013年6月の社長就任ですから、ここでは2014年3月期からの業績を見てみましょう。
まず、経常利益については、2014年3月期に2743億円であったものが、2018年3月期には3449億円となっており、対前年度比で現役にはなっているものの、過去5年でみれば増益トレンドといえます。
また、投資家が注目する(親会社株主に帰属する)当期純利益は、2014年3月期から2018年3月期まで連続して増益となっています。
永野社長となり、一言でいえば、業績は成長トレンドといえます。
同社の最近の株価動向
同社の過去1年の株価動向を振り返ると、昨年春に4800円を割れる展開もありましたが、その後は反発。
5000円を超え、一時は5600円を超える展開となりました。
その後はレンジ内でもみ合いの展開となっており、現在は5300円台となっています。
今後の社長人事
2019年1月に同社より代表取締役の人事について発表がありました。
現在専務取締役である小宮暁(こみやさとる)氏が6月下旬の定時株主総会を経て社長に就任する予定となっています。
また、小宮氏は東京大学工学部の出身となっています。
小宮氏は、1983年4月に東京海上火災保険に入社し、営業開発部長、経営企画部長、海外事業総括などを経て、社長に就任予定となっています。今後の手腕に注目です。
【参考文献】
- 「東京海上日動の役員人事異動のお知らせ」(2013年3月26日)
- 東京海上ホールディングス「有価証券報告書」
- 東京海上ホールディングス「代表取締役およびその他の役員の異動に関するお知らせ」(2019年1月21日)
LIMO編集部