4. おわりに
本記事で紹介したデータからは貯蓄額に偏りがあり、一部の層が平均値を押し上げている実態がみえてきました。
一方で、ある程度の収入があれば堅実に貯蓄を積み上げられることも確認できたので、支出管理が貯蓄を形成するうえで重要なポイントであることもわかりました。
ただし、4000万円という貯蓄金額は容易に達成できるものではないため、長期投資と複利効果を組み合わせることで資産を形成するといった視点が必要になるかもしれません。
もし資産運用を検討している場合は新NISA制度などを活用することで、より効率的な資産形成を進めてみてください。
参考資料
- 株式会社帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年10月」
- 総務省統計局「家計調査報告 貯蓄・負債編 2024年(令和6年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」
- 総務省統計局「家計調査 貯蓄・負債編 第8-11表<貯蓄・負債>貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高(二人以上の世帯・勤労者世帯)」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 金融庁「NISAを知る」
湯田 浩平