11月に入り、寒暖の差が厳しくなってきました。冬支度を始める人も多いこの時期は、出費がかさむ時期でもあります。
次回の年金支給日は、12月15日(月)の予定となり、年金受給者は特にお金のやりくりに頭を悩ませているのではないでしょうか。
実は、公的制度のなかには「申請しなければ受け取れないお金」が数多く存在します。
年金、雇用保険、各種給付金や助成制度など「知らなかった」「申請を忘れた」だけで支給対象から外れてしまうケースも少なくありません。
今回は、シニア世代が対象となる老齢年金や雇用保険に関連する申請必須のお金を整理して紹介します。対象になる可能性のある制度を、今のうちにチェックしておきましょう。
※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。
1. 申請しないともらえない?見落としてしまいやすい「公的なお金」とは
公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)は、私たちの暮らしを支える大切なセーフティーネットです。
ただし、支給要件を満たしたら自動的に振り込まれるわけはありません。年金を受け取るためには「年金請求書」を提出して請求手続きをおこなう必要があります。
国や自治体による「手当」「給付金」「補助金」などの多くもまた、受け取るためには申請手続きが必要です。
申請期限や添付書類などのルールを守れなかった場合、本来受け取れるはずのお金が減額されたり、受け取れなくなってしまったりする可能性もあります。
公的な支援制度を必要に応じて確実に活用するためには、自分がどのような支援内容の対象となるかを理解し、手続きをしっかりおこなうことが大切です。
