11月といえば、七五三や勤労感謝の日など、季節の行事が続く時期。

街では紅葉狩りやイルミネーションの準備も始まり、年末に向けて少しずつ慌ただしさが増してきます。

こうした節目の季節は、将来の暮らしやお金のことを考えるきっかけにもなります。特に老後の収入の柱となる公的年金は、現役世代にとっても気になるテーマです。

「自分はいくらもらえるのだろう」「国民年金と厚生年金の差は?」そんな疑問を持つ方も多いはず。数字を知ることで、老後の生活をより具体的にイメージできます。この記事では、公的年金制度をおさらいし、いまのシニアが受給している「国民年金」と「厚生年金」の平均的な月額も見ていきます。

1. 【2025年の年金カレンダー】公的年金はいつ振り込まれる?

公的年金の支給日は基本的に「偶数月の15日」です。

もし15日が土日や祝日に当たる場合は、支給日が直前の平日に前倒しされます。

【一覧表】2025年 年金支給日カレンダー

【一覧表】2025年の年金支給日カレンダー

出所:日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」などをもとにLIMO編集部作成

年金支給日:支給対象月

  • 2025年4月15日(火) :2月・3月分
  • 2025年6月13日(金) :4月・5月分
  • 2025年8月15日(金) :6月・7月分
  • 2025年10月15日(水) :8月・9月分
  • 2025年12月15日(月) :10月・11月分

この仕組みにより、年金は前月分と当月分の2カ月分がまとめて振り込まれます。

なお、次回の支給日は12月15日です。

多くのシニア世帯にとって、年金は生活を支える大切な収入源であり、この日を心待ちにしている方も多いでしょう。

次に、「国民年金と厚生年金の基本」についておさらいしていきます。