11月、秋の深まりとともに「年末の家計見直し」を意識し始める人も多いのではないでしょうか。

特にシニア世代や定年を控える人にとって、「老後資金、これで足りるのか?」という不安は尽きません。

老後の年金受給額は、年齢や加入していた年金制度によって異なります。令和5年度のデータでは、国民年金のみの受給者は65歳以上で月額約6万円、厚生年金を含む場合は65歳で約14万6000円、80歳代では約15万から16万円となっています。

実際に必要な金額は、個人の生活スタイルや寿命によって異なるため、事前の正確な把握は困難です。漠然とした不安を解消するには、ライフプランシミュレーションを活用して、具体的な数字で将来を見通すことが重要です。

1. 国民年金の年齢別平均受給額

厚生労働省の資料を参考に、令和5年度における国民年金の平均受給額を見てみましょう。

1.1 60歳代

  • 60歳:4万3638円
  • 61歳:4万4663円
  • 62歳:4万3477円
  • 63歳:4万5035円
  • 64歳:4万6053円
  • 65歳:5万9599円
  • 66歳:5万9510円
  • 67歳:5万9475円
  • 68歳:5万9194円
  • 69歳:5万8972円

1.2 70歳代

  • 70歳:5万8956円
  • 71歳:5万8569円
  • 72歳:5万8429円
  • 73歳:5万8220円
  • 74歳:5万8070円
  • 75歳:5万7973円
  • 76歳:5万7774円
  • 77歳:5万7561円
  • 78歳:5万7119円
  • 79歳:5万7078円

1.3 80歳代

  • 80歳:5万6736円
  • 81歳:5万6487円
  • 82歳:5万6351円
  • 83歳:5万8112円
  • 84歳:5万7879円
  • 85歳:5万7693円
  • 86歳:5万7685円
  • 87歳:5万7244円
  • 88歳:5万7076円
  • 89歳:5万6796円

1.4 90歳以上

  • 90歳以上:5万3621円