2. 税負担を軽減できる!「所得控除と税額控除、どこが違う?」

所得控除と税額控除、どこが違う?

所得控除と税額控除

各種資料をもとにLIMO編集部作成

年末調整や確定申告で必ず耳にする「控除」は、税負担を軽減できるしくみです。大きく分けて「所得控除」と「税額控除」の2種類があります。

この2つの違いを整理しておきましょう。

2.1 所得控除=収入から課税所得を減らす

所得控除=収入から課税所得を減らす

所得控除=収入から課税所得を減らす

各種資料をもとにLIMO編集部作成

所得控除(生命保険料控除など)は、収入から課税のベースとなる所得を減らすしくみです。課税所得に税率をかける前の金額が減るため、所得が高い人ほど高い税率が適用される結果、節税効果が大きくなります。

2.2 税額控除=納税額から一定額を直接差し引く

税額控除=納税額から一定額を減らす

税額控除=納税額から一定額を減らす

各種資料をもとにLIMO編集部作成

税額控除(住宅ローン控除など)は、いったん決まった税額そのものから一定額を直接差し引くしくみです。算出された税額から直接引かれるため、誰もが等しく、確実に控除額と同じだけ税金が安くなります。

税負担を効率的に減らすには、この二つの仕組みを正しく理解し、適用できる控除を漏れなく申告することが大切です。