40代になると、昇進で給与がアップする可能性もでてくるでしょう。また、現状よりも待遇のいい会社に転職するという手段もあります。「転職はちょっと」という方は、副業に挑戦するのも選択肢のひとつ。まずは収入を増やし、貯蓄に充てられるお金を生み出すことから始めてみましょう。

また、生命保険などの所得控除枠を活用し、節税に取り組むことも忘れずに。家計に入ってくるお金を増やし、出ていくお金を減らす。この考えをベースに、お金が貯まりやすい土台をしっかりと用意しておきましょう。

時間のある40代だからこそ、非税制度の活用を

2014年に「NISA」、2018年に「つみたてNISA」の制度が生まれました。これは、節税をしながら長期にわたって資産を形成できる、メリットの多い制度。国民がうまく老後資金を備えられるよう、国が支援してくれているのですね。

「投資経験がない」「どの金融商品がいいのか分からない」という方には、金融庁が選別した投資信託が取り揃えられている「つみたてNISA」がおすすめです。定年までの時間がある40代だからこそ、非課税枠制度を活用しながら、賢く手堅く貯蓄を増やしていきましょう。


※それぞれの制度の特徴については『iDeCoとつみたてNISAとNISA、結局どれを選べばいいの?』を参考にしてください。

まとめ

同じ40代の貯蓄現在高平均値や負債現在高平均値と比べて、一喜一憂した方も多いのでは。とはいえ、今の段階で老後の生活が決まったわけではありません。

「もう40代」ではなく「まだ40代」と捉え、今からでも貯蓄を増やすよう努めることが大切です。「つみたてNISA」などの非課税制度を利用し、節税の恩恵を受けながら貯蓄をしていきましょう。

LIMO編集部