10月1日は厚生年金や国民年金の支給日でした。

年金収入とその他所得の合計が一定基準以下の方には「年金生活者支援給付金」が上乗せ支給されています。

なお、次回の支給日は12月15日です。

年金生活者支援給付金は、受給している基礎年金により3つの種類に分かれますが、障害基礎年金を受給している方には「障害年金生活者支援給付金」が支給されます。

本記事では、障害年金生活者支援給付金の概要や支給要件、支給金額について詳しく解説していきます。

1. 【障害年金生活者支援給付金】概要と支給要件

障害年金生活者支援給付金とはどのような制度なのか、概要と支給要件について確認していきましょう。

1.1 障害年金生活者支援給付金とは

公的年金の収入やその他所得の合計額が一定基準額以下の方に、生活支援を目的として、「年金生活者支援給付金」が年金に上乗せして支給されます。

受給中の基礎年金の種類によって、以下の3つに分かれています。

  • 老齢年金生活者支援給付金
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

障害基礎年金を受給している場合は、「障害年金生活者支援給付金」の支給対象になります。

1.2 障害年金生活者支援給付金の支給要件

障害年金生活者支援給付金を受給できるのは、以下の要件をいずれも満たしている方です。

  1. 障害基礎年金の受給者である
  2. 前年の所得(※1)が479万4000円以下(※2)である
    ※1障害年金・遺族年金などの非課税収入は含まない
    ※2扶養親族等の数に応じて増額

障害基礎年金を受給している方で、前年所得が479万4000円以下の方が対象です。

ただし、扶養している親族がいる場合は、人数に応じて基準となる所得額が増額されます。