4. 【保育士の年収】2024年の保育士の平均給与は約400万円

育児中の父親や母親、保護者にとって、勤務中に子供を預けることのできる保育園の存在は、なくてはならない存在になっています。

そこで働く保育士の給与はいったいどれほどなのでしょうか。

政府統計の総合窓口「e-Stat」に掲載されている、令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種別の情報から、保育士の平均年収を算出してみましょう。

なお、今回の平均年収の算出方法は下記のように計算します。

平均年収=所定内給与額(月収)×12か月+年間賞与その他特別給与額(賞与等)

上記の計算方法に基づいて算出すると、保育士の2024年平均年収は「398万5300円」という結果になりました。

※所定内給与額を27万300円、年間賞与その他特別給与額を74万1700円として計算

男女別保育士の年収についても見てみましょう。

4.1 2024年保育士の平均年収

  • 全体:398万5300円
  • 男性保育士:429万9700円
  • 女性保育士:396万3600円

男性保育士と女性保育士で、30万円以上年収に差があることがわかりました。

なお、国税庁による2024年分民間給与実態統計調査によると、民間企業の社員やパート従業員の平均年収は、478万円となっています。

また、男性の平均年収は587万円、女性は333万円となっています。

現在、日本全体の平均年収から見ると差がでている保育士の年収ですが、国は保育士の働きやすさを向上させるため、待遇の改善策を導入しています。

給与も含め、保育士の処遇が少しずつ改善されることが、今後期待されています。

参考資料

長島 迪子