金融資産保有世帯の金融資産保有額の平均値は2565万円、中央値は1500万円となっています。続いて、金融資産保有額ごとの分布について見ておきましょう。
- 3000万円以上:25.6%
- 2000万以上3000万円未満:13.4%
- 1500万円以上2000万円未満:7.8%
- 1000万円以上1500万円未満:12.2%
- 700万円以上1000万円未満:6.7%
- 500万円以上700万円未満:8.9%
- 400万円以上500万円未満:2.6%
- 300万円以上400万円未満:3.8%
- 200万円以上300万円未満:3.7%
- 100万円以上200万円未満:2.4%
- 100万円未満:3.5%
※上記以外に無回答の9.3%がある
まとめにかえて
70歳代の二人以上世帯について、金融資産保有世帯に限って言えば、金融資産保有額の平均値で2565万円、また中央値は1500万円ということになり、平均値では貯蓄の目安になるともいえる1000万円を超えています。
一方で、70歳代の二人以上世帯で金融資産を保有しない割合も3割近く、今後、これまで以上に貯蓄に注目が集まりそうです。
【ご参考】金融資産とは何か
当調査で含まれる金融資産には、預貯金、生命保険、損害保険、個人年金保険といった保険、また株式、投資信託、債券といった有価証券と財形貯蓄が含まれます。
【用語解説】中央値と平均値とは
平均値とは、データの値を合計しそのデータ数で割ったものを言います。また、中央値については、データの値を順に並べ、その中央にある値を中央値(メジアン)といいます。値が偶数個の際には、中央の2つの値の平均値をとります。
【参考文献・データ】
知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2018年)
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青山 諭志