2. 【10月15日】”標準的な夫婦世帯”に約46万5000円の年金が支給される
2025年度の、モデル年金における標準的夫婦への支給額は合計で23万2784円です。
公的年金は偶数月に、前月と前々月の2ヶ月分がまとめて支払われる仕組みとなっています。
したがって、標準的な夫婦世帯の場合、2025年10月15日には世帯全体で「23万2784円×2ヶ月分=46万5568円」が支給される計算です。
ただし、この支給額がそのまま振り込まれるわけではありません。次章では年金から天引きされるお金について見ていきましょう。
3. 年金から天引きされるお金とは
モデル年金に該当する標準的夫婦が2025年10月に受け取る金額は46万5568円ですが、実際の年金からは各種の税金や社会保険料が差し引かれます。
天引き対象となる主なものは次の通りです。
- 住民税
- 所得税
- 社会保険料(介護保険料や国民健康保険料)
以下、それぞれについて説明します。
3.1 個人住民税の特別徴収
個人住民税は、前年中の所得を基準として課税される税です。
年金所得が一定水準を超えると、この個人住民税も年金支給額から天引きされます。
所得が一定額以下の人や、障害年金・遺族年金は非課税扱いとなります。