近年、日本の世帯構成には、顕著な変化が見られています。2000年以降、全体として増加傾向が続いていますが、二人以上世帯はおおむね横ばいか、やや下降気味である一方、単身世帯の数が年々増加しています。
単身世帯が総世帯に占める割合は、2000年の27.6%から2020年には38.0%まで上昇し、全体の約4割の世帯が「おひとりさま」となっている現状があります。
10月17日は「貯蓄の日」とされ、資産形成や家計の見直しを考える良いタイミングです。
本記事では、現代に数多く存在する「おひとりさま世帯」の年代別貯蓄額の平均値・中央値から実態を確認していくとともに、貯蓄額を考える上で大切なポイントを説明していきます。ぜひ、今後の資産設計の参考にしてください。