2. 後期高齢者医療制度、障害認定を受けて加入するメリットとは?
65歳から74歳の方が、障害認定を受けて後期高齢者医療制度に加入する大きなメリットは、国民健康保険よりも保険料が安くなる可能性があることです。
2.1 国民健康保険料より保険料は安くなる?試算例を紹介!
後期高齢者医療制度の保険料は、その地域の高齢者全体の医療費を基に算出されるため、一人あたりの負担額が比較的抑えられています。また、一定所得以下の方向けの保険料軽減措置が国民健康保険よりも手厚い場合が多いのも特徴です。具体的に保険料を比較してみましょう。2025年(令和7年)の後期高齢者医療制度の全国平均保険料は月額7192円と見込まれています。
一方、国民健康保険料は市区町村によって計算方法が異なり、世帯単位で算定されます。例えば、東京都港区の早見表を見てみましょう。
公的年金収入が年間200万円の65歳以上の方の場合、月額保険料は9415円です。このように、後期高齢者医療制度のほうが、保険料が安くなる可能性があることがわかります。
どちらの保険料が安くなるかは、ご自身の所得や家族構成によって異なります。お住まいの市区町村の窓口で、両制度の保険料を試算してもらうのが最も確実です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)