3. まとめ
日本の富裕層は年々増加傾向にあり、資産の集中が一段と進んでいます。その背景には、株式や不動産などリスク資産の上昇に加え、相続・贈与を通じた世代間での資産移転が大きく影響しています。
近年では、富裕層ほど預貯金に偏らず、多様な資産を組み合わせて運用する傾向が見られます。
物価上昇や円安の影響により、現金のままでは資産価値が目減りする時代。富裕層の動向は、今後の家計管理や資産形成を考えるうえで、多くの人にとって参考になるデータといえるでしょう。
自分の資産状況を把握し、どのように守り・増やしていくかを考えることが、これからの時代の課題といえます。
参考資料
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」
- 博報堂富裕層マーケティングラボ「新富裕層調査2025」
加藤 聖人