2.2 【一覧表で見る】20〜70歳代「二人以上世帯」の平均貯蓄額はいくら?
- 20歳代:平均値382万円・中央値84万円
- 30歳代:平均値677万円・中央値180万円
- 40歳代:平均値944万円・中央値250万円
- 50歳代:平均値1168万円・中央値250万円
- 60歳代:平均値2033万円・中央値650万円
- 70歳代:平均値1923万円・中央値800万円
二人以上世帯では、平均値・中央値ともに単身世帯より高い数値となりました。
家族の人数が多い分、こうした差が生じるのは自然なことといえるでしょう。
また、子どもがいる家庭も多く含まれるため、将来の支出を見据えて単身世帯よりも貯蓄への意識が高くなる傾向があると考えられます。
3. 自分自身で備えていく姿勢がますます大切に
本記事では、富裕層や超富裕層の割合と、年代別の貯蓄平均額を解説してきました。
富裕層・超富裕層は全体の約2.96%と、やはり限られた存在であることがわかります。また、年代別の貯蓄額を見ると、年齢が上がるにつれて貯蓄も増えていく傾向が見られました。
今後は物価高や少子高齢化の影響で、社会保険制度の負担が増す可能性もあります。
そうした時代を見据えると、国や制度に頼るだけでなく、自分自身で備えていく姿勢がますます大切になってきます。まずは今の自分の状況を知ることから。そこから、できることを少しずつ始めていきましょう。
参考資料
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
菅原 美優
