3. 障害年金の知識「自分や大切な人を守るために」

最近注目を集める障害年金ですが、日本年金機構の最新統計では、新規裁定の約7割を精神障害や知的障害が占めており、現役世代にとって身近なリスクであることがわかります。

精神疾患による休職や長期療養は誰にでも起こり得るため、この制度は病気やケガで通常の生活が困難になった時に大きな支えとなります。障害年金は「2階建て」の仕組みで、国民年金加入者か厚生年金加入者かによって、支給される年金の種類や等級、金額が異なります。例えば、障害基礎年金2級であれば、年額83万1700円(令和7年4月分から)が支給され、さらに子の加算もあります。

制度の仕組みを改めて確認し、いざという時に慌てないよう、自分と家族を守るための公的保障の内容についてしっかり準備をしておきましょう。

参考資料

橋本 優理