2. コピー商品を注文してしまい「税関で没収された」ケースもあった!
商品に関するトラブルの事例も寄せられています。
2.1 クラTトラブル事例②
カタログから選んだデザインのクラスTシャツを注文したら、「税関で没収された」と連絡があり、文化祭で使用できなかったうえ、原価代も請求された。
高校教師から寄せられた相談で、Tシャツを1枚2500円で39枚注文したそうです。その際に、デザインは事業者のカタログから選び、有名サッカーチームのエンブレムが入ったものにしてしまいました。
その結果、事業者から「税関で没収された」と連絡があり、キャンセルを申し出ると原価代として1枚あたり1000円を要求されたそうです。
2.2 クラTトラブル事例③
SNSのカタログを見てクラスTシャツを注文後、『著作権の関係でロゴとエンブレムを使用できない』と言われ、キャンセルしたいが応じてもらえない。
こちらのケースでは、生徒がSNSに載っていたカタログから、ロゴとエンブレムの入ったデザインを選び1枚2000円で39枚注文。受注されたものの、事業者から「ロゴとエンブレムが著作権の関係で使用できないので、デザインを変更してほしい」と連絡がきたそうです。
クラス内で検討しキャンセルを伝えると、「申込時にキャンセル不可と記載している。キャンセルするのであれば、商品代金を全額支払ってもらう」と言われたとしています。
国民生活センターからアドバイスとしては、実在するロゴなどを無断で使用した商品は「コピー商品」とされ、知的財産権を侵害する違法行為に該当する可能性があると指摘。もし、実在するチームのロゴなどを使用している業者がいたら注意が必要です。
また、海外の事業者から発送されたコピー商品の場合、税関で没収される可能性もあると国民生活センターは注意喚起しています。
こういったトラブルを防ぐためにも、先生や保護者の確認が重要です。さらに、学校行事で使用する場合でも、コピー商品は絶対に購入してはいけないとしています。
いかがだったでしょうか?
学生たちが利用するだけの「クラT」でも、いろいろなことに注意しなければいけないことがわかりました。
特に、海外の業者に注文する際は、税関の問題もあるので注意が必要です。学生たちが悲しい思いをしないためにも、先生や保護者がしっかりと確認してあげるようにしましょう。