2. 【東宝の株価】『国宝』は国内実写映画として22年ぶりに100億超え
直近で多くのヒット作品が生まれているアニメ作品とは対照的に、なかなか動員が伸びず苦しんでいた実写映画。作品のクオリティが素晴らしいとはいえ、「国宝」の大ヒットは関係者にとっても予想を上回るものだったといえるでしょう。
同作は公開3日間で3億円超えるなど、順調なスタートでしたが、ブーストがかかったのは公開4週目以降。もともと50代以上の世代から支持を集めていましたが、SNSの口コミで若い世代も劇場に足を運ぶようになり、公開から77日後の8月21日に東宝が興行収入100億円を突破したことを発表しました。
国内実写映画の100億円超えは『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』以来、実に22年ぶり。9月28日時点の興行収入は154億円で、歴代ランキングでは17位にランクインしています。10月1日時点でもロングラン上映しており、さらなる記録更新が期待されます。