40代は子どもの教育費や住宅ローンなど支出が多い一方で、病気やケガのリスクも高まる世代です。「周りはどのくらい保険料を払っているのか」「今の保険で十分なのか」と悩む方も多いでしょう。

適切な保険選びができれば、家族を守りながら家計負担を抑えることも可能です。本記事では、40代の生命保険料の実態と、ライフステージに合った保険の選び方を詳しく解説します。

1. 40代の生命保険料はどれくらい?統計データから見る実態

40代の生命保険料平均額を統計データから見ていきましょう。

1.1 男女別の平均保険料

40代の年間保険料は、男性が平均22万4000円(月額約1万8700円)、女性が平均18万6000円(月額約1万5500円)となっています。30代と比較すると、男性で約15%、女性で約30%の増加となり、働き盛りの世代ならではの保障ニーズの高さが表れています。

特に男性の保険料負担が大きくなる理由として、家計の主要収入源としての責任の重さや、病気・ケガのリスクが年齢とともに高まることが挙げられます。

1.2 家族構成別の保険料負担

世帯構成による保険料の違いも顕著に現れています。最も保険料負担が重いのは「末子就学終了」世帯で年間42万1000円(月額約3万5000円)、次に「末子保育園児・幼稚園児」世帯で年間40万2000円(月額約3万3000円)となっています。

一方、子どものいない「夫婦のみ(40~59歳)」世帯でも年間37万4000円(月額約3万円)の保険料を支払っており、年齢による健康リスクの高まりが保険料に反映されています。

1.3 年収に応じた保険料の目安

世帯年収別の保険料対年収比率を見ると、40代前半で4.9%、40代後半で5.2%が平均的な水準です。年収1000万円以上の世帯では年間57万9000円(月額約4万8000円)の保険料を支払っている一方、年収に対する比率は4.0%程度に留まっています。