こうしてみると、1000万円超からの比率は先ほど見たように5%弱程度しかありませんが、年間給与額で700万円を超える人の比率もそれほど高くありません。

貯蓄1000万円を超える人の比率はどうか

2018年11月に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)の「知るぽると」が発表したデータ発表されたデータを見ていきましょう。

金融資産が1000万円以上なのは、二人以上世帯で金融資産を保有しない世帯も含む調査実数3579世帯のうち38.3%。

ちなみに全体の分布もあせてみておきましょう。

  • 金融資産非保有:22.7%
  • 100万円未満:3.6%
  • 100万円以上200万円未満:3.9%
  • 200万円以上300万円未満:3.2%
  • 300万円以上400万円未満:3.9%
  • 400万円以上500万円未満:3.4%
  • 500万円以上700万円未満:7.8%
  • 700万円以上1000万円未満:6.8%
  • 1000万円以上1500万円未満:10.0%
  • 1500万円以上2000万円未満:7.0%
  • 2000万円以上3000万円未満:8.6%
  • 3000万円以上:12.7%

※無回答は6.4%ある

こうしてみると、実に4割近い二人以上世帯が金融資産で1000万円以上を保有していることになります。意外と多いなぁと思われる方もいるのではないでしょうか。日本のすべての二人以上世帯をカバーしているわけではありませんが、一つの指標となるでしょう。

では、単身世帯ではどうでしょうか。