50代の二人以上世帯でいくら貯蓄しているのか

【二人世帯以上貯蓄シリーズ】金融資産の平均値と中央値(2018年調査版)

したがって、家計全体のバランスシートを見る際には、金融資産に加え実物資産も考慮しなければならないですし、また預貯金だけではなく負債も考慮した「ネットキャッシュ」という概念も必要になるでしょう。もしかしたら、ネットキャッシュにしたらマイナスの世帯も多いかもしれません。

まとめにかえて

50歳代の二人以上世帯について、金融資産保有世帯に限って言えば、金融資産保有額の平均値で1828万円、また中央値は1186万円ということになり、いずれ貯蓄の目安になるともいえる1000万円は超えています。

一方で、50歳代の二人以上世帯で金融資産を保有しない割合も2割近く、また金融資産額別の分布割合を見ても金融資産格差もあるかのように見えます。今後、年収の動向などと共に貯蓄に注目が集まりそうです。

【ご参考】金融資産とは何か

当調査で含まれる金融資産には、預貯金、生命保険、損害保険、個人年金保険といった保険、また株式、投資信託、債券といった有価証券と財形貯蓄が含まれます。

【用語解説】中央値と平均値とは

平均値とは、データの値を合計しそのデータ数で割ったものを言います。また、中央値については、データの値を順に並べ、その中央にある値を中央値(メジアン)といいます。値が偶数個の際には、中央の2つの値の平均値をとります。

【参考文献・データ】

知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2018年)

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。Twitter:SatooshiX