【給付付き税額控除】中間とりまとめ案を整理「消費税1%引き下げ」・「現金給付」いつから?
飲食料品の消費税率ゼロ%は《実質ゼロ》で実現か
Andy.LIU/shutterstock.com
物価高が続く中、政府が進めてきた「給付付き税額控除」の中間とりまとめ案が2026年6月24日に示されました。
もともと「導入までのつなぎとして食料品の消費税率をゼロ%にする」と政府は示していましたが、さまざまな課題から実現は困難と判断。実際には1%への引き下げにとどまり、その1%相当分は現金給付で補う、という形に落ち着く見通しです。
「いつから始まるの?」「自分は対象になるの?」という点を中心に、中間とりまとめ案の内容をわかりやすく解説します。
※あくまでも現時点の案であり、今後の国会審議等を経て内容が変わる可能性があります。
1. まずおさえておきたい3つのポイント
- 給付付き税額控除の本格導入は令和11年度(2029年度)。それまでの「つなぎ」として、令和9年(2027年)4月から先行措置が始まる。
- 先行措置は2本立て。①食料品の消費税率を1%へ引き下げ(2年間限定)+②中低所得の現役勤労者への現金給付。これにより「食料品の消費税の実質ゼロ化」を実現するとしている。
- 本格制度の具体的な給付額はまだ決まっていない。財源の確保とあわせて今後検討される。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】