4. 財源はどうなる?
今回の中間とりまとめ案では、財源の具体的な内容については「恒久財源の確保とあわせて検討する」と記されており、現時点では明確に示されていません。給付額の水準も、財源の見通しが立った後に決められる予定です。
法律や制度に関わる事項のため、詳細は今後の政府・国会での議論をご確認ください。
5. まとめ:令和9年4月が当面の注目ポイント
今回の中間とりまとめ案を整理すると、以下のようになります。
- 令和9年(2027年)4月:食料品の消費税が8%→1%に引き下げ(2年間限定)、中低所得の現役勤労者への現金給付も始まる
- 令和11年度(2029年度):「所得に連動したきめ細かな給付」制度が本格スタート
「消費税ゼロ%」という当初の期待とは異なる形となりましたが、給付と組み合わせることで実質的なゼロ化を目指すという方向性が示されました。
物価高が続く中、具体的な給付額や財源については引き続き議論が進む見通しです。今後の動向をしっかりと確認していきましょう。
【免責事項】
- 本記事は、政府の公表資料(中間とりまとめ案)に基づき作成したものであり、制度の最終決定内容を保証するものではありません。
- 制度の詳細や給付額等については、今後変更になる可能性があります。最新情報は関係省庁の公式発表をご確認ください。
参考資料
和田 直子
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。三井住友信託銀行に転職後、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
現役世代からシニア層、富裕層と幅広い個人顧客に対し、資産運用コンサルティングを行う。
<主な専門領域>
投資信託、ファンドラップ、外貨預金、生命保険、医療保険、住宅ローン、事業性ローン、贈与、相続、遺言信託、不動産など、多岐にわたる金融サービスと承継対策をワンストップで提案。特に、長期的な資産形成や富裕層向けのウェルスマネジメント、シニア世代への承継・相続の分野で豊富な知識と実績を持ち、表彰歴多数。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する【くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」】のマネー編集部にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
厚生年金保険と国民年金保険(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用を専門とする。
NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローンなどの国民生活に直結する金融情報を始め、FX、株式投資、金(ゴールド)などの投資経験をいかし仕組みやリスクなどを分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成【2026年2月更新】