3. 後期高齢者医療、10月からの自己負担増加に備えるために
今回の記事では、後期高齢者医療制度の「2割負担」に適用されていた「配慮措置」が今月9月末で終了することと、それに伴う医療費負担増への備えについて解説しました。
「配慮措置」の終了により、特に通院が多い方は、これまで以上に医療費の負担を大きく感じることになるかもしれません。しかし、ご自身の所得区分に応じた高額療養費制度を正しく理解し、マイナ保険証を活用することで、窓口での支払いを軽減できます。
「マイナ保険証は難しい」と思われている方もいるかもしれませんが、使い始めることで、今後の医療費負担を軽減できる大きなメリットがあります。今後の家計を守るためにも、まずはご自身の所得区分を確認し、もしもの時に備えておくことが大切です。
参考資料
- 厚生労働省「医療費の自己負担について」
- 厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
- 厚生労働省「限度額適用認定証とは? 医療機関・薬局に提供される情報は?」
- 東京都後期高齢者医療広域連合「自己負担割合が「2割」となる方への負担軽減(配慮措置)」
- 政府広報オンライン「後期高齢者医療制度 医療費の窓口負担割合はどれくらい?」
村岸 理美