2. タンス預金のポイント②「意外と短い!」傷みによる紙幣の平均寿命とは?
旧紙幣は法的な効力を失う心配はありませんが、紙で作られていることから傷みによる寿命があるといわれています。
日本銀行によると、1万円札の平均寿命は約4〜5年、5千円札と1000円札は約1〜2年とのことです。
タンス預金で現金のまま保管する際は、湿気などに注意してなるべく紙幣が傷まないように気を付けましょう。
2.1 もし、汚損した場合「もう使えない?」
万が一現金を汚損してしまった場合でも、一定の条件を満たせば日本銀行で綺麗な紙幣と引き換えてもらうことができます。
「紙幣が濡れてしまった」「インクをこぼして汚してしまった」という場合は、紙幣を乾燥させたりできるだけ汚れを取り除いたりしてから、引き換えに持ち込みましょう。
また、紙幣を誤って破いてしまった場合は、3分の2以上の面積が残っていればそのままの金額で引き換えてもらえます。
なお、汚損した紙幣の引き換えは日本銀行の本支店で受け付けていますが、民間の銀行窓口でも日本銀行への取り次ぎを受け付けているところがあります。
この場合は、民間銀行で預かった現金を日本銀行へ送り、「引き換えができる現金か」というチェックを受けてから引き換えが行われます。そのため少々時間はかかりますが、「近くに日本銀行の本支店がない」という場合は、日頃から利用している銀行へ相談してみるとよいでしょう。