3. 40〜50歳代から老後のためにしたいこと3選
40〜50歳代になると老後を意識しはじめますが、老後のためにしたいことを3つ紹介します。
- 生活費を見直す
- 資産運用を検討する
- 健康的に過ごす生活習慣を身につける
一つずつ確認しましょう。
3.1 生活費を見直す
40〜50歳代は生活費を見直すいいタイミングです。具体的には、以下のステップで生活費を見直してみましょう。
- 今の収入と支出を把握する
- 不要な支出をピックアップする
不要な支出をピックアップするときは、金額の大きい固定費からチェックするとよいでしょう。金額の大きいものから確認することで、より効率よく生活費を見直せます。
保険を見直して保険料を下げたり、不要なサブスクリプションを解約したりしてみましょう。
また、長期休暇に定期的に情報収集をしたり、プランの見直しを検討したりする習慣をつけておくことで、新たな情報を得てお得なプランを利用することができる場合もあります。
3.2 資産運用を検討する
貯蓄の方法や金額については、定期的に見直すとよいでしょう。ある程度まとまった貯蓄額が貯まっている場合には、資産運用も選択肢の一つです。
例えば、資産運用には商品としては投資信託や株式などがあり、方法としては一括投資や積立投資があり、またその投資対象は数多くあります。iDeCoや新NISAといった制度も出ていますから、自身に合ったものをさがしてみるといいでしょう。
ただし、資産運用にはリスクもあります。まずは金融商品ごとの特徴やリスクを理解するところから始めてみてください。
3.3 健康的に過ごす生活習慣を身につける
老後を豊かに送りたいのであれば、40〜50歳代で健康的に過ごす生活習慣を身につけることも考えてみましょう。実は、シニアの不安や悩みは経済面だけではなく健康面も上位を占めています。
実際、NRI社会情報システム株式会社の「シニア世代に学ぶ現役時代の過ごし方」に関するアンケート調査(2024年)によると、シニアが現在直面している不安や悩みは以下のとおりです。
- 自分の健康:65%
- 老後の生活費・経済的なゆとり:48%
- 配偶者の健康や介護:40.1%
健康面にも目を向けて過ごしていきましょう。
これを機に今からご自身にできる老後対策を考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 内閣官房就職氷河期世代支援推進室「就職氷河期世代等の支援について」
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
- NRI社会情報システム「シニア世代に学ぶ現役時代の過ごし方」に関するアンケート調査(2024年)
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)9月分」
宮野 茉莉子