4.1 配慮措置ありのケース
- 1ヶ月の医療費2万円:自己負担4000円
- 1ヶ月の医療費3万円:自己負担6000円
- 1ヶ月の医療費5万円:自己負担8000円
- 1ヶ月の医療費10万円:自己負担1万3000円
4.2 配慮措置なしのケース
- 1ヶ月の医療費2万円:自己負担4000円
- 1ヶ月の医療費3万円:自己負担6000円
- 1ヶ月の医療費5万円:自己負担1万円(負担増2000円)
- 1ヶ月の医療費10万円:自己負担2万円(負担増7000円)
1ヶ月の医療費が3万円以内ならば負担増はありませんが、3万円を超えると2025年10月以降の自己負担額はアップします。医療費が大きくなるほど、負担額も大きく増えることになります。
年金など収入が限られる中、医療費の自己負担が増えることになるため、健康管理に気をつけるとともに、ジェネリック医薬品やオンライン診療を活用するなどして家計への影響を抑えましょう。
5. まとめ
2025年10月より、一定以上所得者に対する「2割負担の配慮措置」がなくなります。
1ヶ月の医療費が3万円を超えると、配慮措置が適用されている人の病院窓口での自己負担は大きくなります。
本記事で改正内容を確認の上、まずは自分が一定以上所得者に該当するかどうかを確認しましょう。該当する場合、負担増による家計への影響を想定し、医療費抑制などの対策を検討しましょう。
参考資料
西岡 秀泰