2025年度における国民年金の満額受給額は、月6万9308円です。

会社員や公務員経験がない人は国民年金のみしかもらえないため、年金保険料を満額納めた場合でも月6万9308円の収入となります。

また、保険料の未納期間があるとさらに年金額は減るため、年金だけでの生活が難しい人もいるでしょう。

年金やその他の所得が一定基準額以下の方は「年金生活者支援給付金」の支給対象になります。

なお、年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして2カ月に1度支給されます。

では、この年金生活者支援金は、具体的にどのような人がいくらもらえるのでしょうか。

本記事では、年金生活者支援給付金の概要や対象者の収入要件、支給金額、請求方法などをまとめて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 年金生活者支援給付金は3種類!

年金生活者支援給付金には、「老齢年金生活者支援給付金」と「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」の3つがあります。

偶数月の15日※に、通常の年金に上乗せされる形で振り込まれます。

年金生活者支援給付金は2019年10月から始まった支援制度で、消費税率が8%から10%へ引き上げられた増収分の一部が給付金の財源として活用されています。

※15日が土日祝日となる場合、その直前の平日が支給日となります。