9. 最新の「65歳以上の仕事」どんな業種で働いている?
現代では60歳代で働く人も多いもの。最後にシニアの仕事についてみてみましょう。
65歳以上について、まずは就業率を総務省「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」よりみると、65歳以上で働く人の割合は25.7%となっており、およそ4人に1人です。
同資料より、どのような業種で働いているのかも見ていきましょう。
人数でみると多い順に、「卸売業、小売業」が133万人、「医療、福祉」が115万人※1、「サービス業(他に分類されないもの)」が104万人※2、「農業、林業」が93万人などとなっています。
※1そのうち「社会保険・社会福祉・介護事業」が75万人、「医療業」が38万人など。
※2そのうち「その他の事業サービス業」(建物サービス業、警備業など)が74万人など。
なお、10年前と比べて増えている業種は「医療、福祉」、「サービス業(他に分類されないもの)」、「卸売業,小売業」、「建設業」などが増加の幅が大きくなっています。
長く働き続けている人が増えている現代においては、お金について考えるのとともに、現役時代から何歳までどのような業種や職種で働き続けたいか考えるといいでしょう。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 総務省「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」(2025年9月14日公表)
宮野 茉莉子