3.2 都道府県のラスパイレス指数(高い順:100よりも低い)
- 大分県:99.8
- 香川県:99.7
- 千葉県:99.6
- 滋賀県:99.6
- 佐賀県:99.6
- 新潟県:99.5
- 石川県:99.5
- 和歌山県:99.5
- 岩手県:99.4
- 栃木県:99.4
- 京都府:99.4
- 岐阜県:99.3
- 兵庫県:99.3
- 山口県:99.3
- 熊本県:99.3
- 富山県:99.2
- 奈良県:99.1
- 北海道:99.0
- 福井県:99.0
- 徳島県:99.0
- 高知県:98.7
- 愛媛県:98.4
- 長崎県:98.4
- 島根県:98.2
- 沖縄県:97.8
- 宮崎県:97.3
- 青森県:96.8
- 鳥取県:96.6
- 鹿児島県:96.3
ラスパイレス指数が最も高いのは静岡県の102.2、逆に最も低いのは鹿児島県の96.3となっています。
なお、ラスパイレス指数は都道府県単位だけではなく、市区町村ごとにも算出されています。
4. まとめにかえて
国家公務員と地方公務員の給与を比較すると、国家公務員は全国一律の基準に基づく一方で、地方公務員は自治体ごとの財政力や地域手当の有無によって水準が変わります。
そのため、地域によっては地方公務員が、国家公務員を上回る給与を得ているケースも存在します。
また、両者の水準を比較する「ラスパイレス指数」では、静岡県のように100を超える自治体もあれば、鹿児島県のように100を下回る自治体もあります。
つまり、国家公務員のほうが給与が高いとは限らず、勤務先や地域によって実情は大きく異なるのです。
公務員を目指す際には、国家公務員か地方公務員かだけでなく、希望する職種や勤務地の給与水準も含めて検討することが重要だといえるでしょう。
参考資料
- 人事院「令和7年国家公務員給与等実態調査」
- 内閣人事局「令和6年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」
- 内閣人事局「令和6年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」
- 総務省「令和6年地方公務員給与実態調査結果等の概要」
- 東京都「夏季の特別給の支給について」
- 総務省「令和6年地方公務員給与実態調査結果等の概要」
加藤 聖人