3. 手取りが「増える人」のケース
ここからは、どんな人の手取りが増えるのか具体的なケースを紹介していきます。
3.1 所得が減少した人
前年に比べて所得が減った場合、翌年度の住民税や保険料が軽くなります。
特に、パート収入が減ったり、退職によって給与所得がなくなったりした人は、10月以降の手取りが増える傾向にあります。
3.2 非課税判定を受けている人
住民税非課税世帯に該当すると、税金だけでなく社会保険料も軽減される場合があります。例えば、介護保険料の区分が下がり、月ごとの天引き額が大きく減るケースもあります。
3.3 所得控除の拡大による恩恵を受ける人
税制改正で控除額が増えた場合、課税所得が減るため、結果的に所得税や住民税の負担が減少します。
控除の見直しはすべての人に当てはまるわけではありませんが、対象者にとっては手取り増の大きな要因となります。
3.4 保険料区分が下がった人
介護保険料や国民健康保険料は、市区町村が前年所得に基づいて決定します。そのため、前年の所得が減った人や控除が増えた人は区分が下がり、10月以降の保険料負担が軽くなります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】