一昔前に女性が理想の結婚相手の条件として求めた「三高」(高年収・高学歴・高身長)。

時は過ぎ、令和のいまは共働きが主流となって久しく、以前に比べると結婚相手の条件としてそこまで高年収を求めることも減ったと考えられます。

一方で、厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によれば、18歳未満の子がいる母の80.9%が仕事をしているものの、そのうち正規雇用は34.1%、非正規雇用は36.7%、その他が10.1%。正規雇用に比べると非正規雇用やその他の割合が多くなっています。

仕事と育児の両立は現代でも課題であり、環境によっては夫婦ともに正規雇用での仕事の継続が難しい場合もあり、結婚相手の条件の中に収入が入る傾向は続いていると考えられます。

今回は20~40歳代の独身女性に「結婚相手に求める年収」をテーマにアンケートを行いました。女性が男性に求める年収やその考えについて見ていきましょう。

1. 「自分より年収が低い男性と結婚できますか?」アンケート

まずは全国の20~40歳代の独身女性100名に「自分より年収が低い男性と結婚できますか」と聞いたところ、以下の結果となりました。

「自分より年収が低い男性と結婚できますか」

「自分より年収が低い男性と結婚できますか」

出所:クロス・マーケティング QiQUMOを利用したアンケート調査

1.1 自分より年収が低い男性と結婚できますか

  • はい:24.0%
  • いいえ:76.0%

「はい」と答えた女性は24.0%。およそ4人に1人は自分より年収が低い男性と結婚できると答えています。