3. 「野原ひろし」より稼ぎたい?税金についても把握しておこう
「野原ひろしより稼ぎたい」「今よりも年収をアップさせたい」と考える方も中にはいるかもしれません。年収アップのためには、税金についても把握しておくことをおすすめします。
例えば、年収を上げたいなら所得税についてはしっかりと知っておくとよいでしょう。日本の所得税は累進課税であり、以下のように所得が増えるほど税率が高くなる仕組みです。
- 課税所得金額195万円以下:所得税率5%
- 課税所得金額195万円超330万円以下:所得税率10%
- 課税所得金額330万円超695万円以下:所得税率20%
- 課税所得金額695万円超900万円以下:所得税率23%
- 課税所得金額900万円超1800万円以下:所得税率33%
- 課税所得金額1800万円超4000万円以下:所得税率40%
- 課税所得金額4000万円超:所得税率45%
そのため、年収をアップさせると基本的には税金の負担も今より大きくなります。税金の仕組みを知らないと、年収が増えても想像していたよりも手取りが増えず、モチベーションが低下する可能性があります。
年収を上げる方法を模索するのも悪くありませんが、同時に税金についての理解も深めましょう。
4. 「野原ひろし」に学ぶ!年収アップと「手取り」を増やす知識の重要性
今回は、野原ひろしの推定年収約600万円は、現代の30代男性の平均を上回る、経済的に安定した水準であることが確認できました。年収が高くても、日本の所得税は累進課税のため、仕組みを理解していないと、せっかくの昇給が手取りに反映されにくいと感じてしまうかもしれません。
年収アップのための努力と同時に、税金の仕組みや控除といった「手取り」に直結する知識を身につけることが、賢い家計管理の鍵となります。野原ひろしのように安定した生活を目指すなら、「稼ぐ力」と「守る知識」の両輪を意識して、ご自身の家計を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
参考資料
村岸 理美