公的年金の支給日に合わせて、年金受給者の生活を支える「年金生活者支援給付金」も振り込まれている方がいるのはご存じでしょうか。
2025年10月15日(水)は、公的年金の支給日です。実りの秋、少しずつ肌寒くなるこの季節、生活費について考えを巡らせる方も多いかもしれません。そんな中、この給付金は、まさに秋の恵みのように、家計を温かくサポートしてくれるかもしれません。
この「年金生活者支援給付金」は、年金生活を送る方々の生活を継続的に支援する目的があるため、一度きりの支給ではなく、公的年金と同じく2カ月に1回、継続して支給されます(支給要件を満たす限り)。
年金受給者の方にとって、公的年金に加えて定期的に得られるこの給付金は、心強い収入源の一つとなるでしょう。
この記事では、年金生活者支援給付金について詳しく解説していきます。
1. 年金生活者支援給付金には「老齢年金・障害年金・遺族年金」の3種類がある
「年金生活者支援給付金」は、公的年金を受け取っていても所得が低い世帯を対象に支給される制度で、2か月ごとの年金支給日に、公的年金に上乗せして支給されます。
一時的に実施される「住民税非課税世帯への給付金」などとは異なり、支給要件を満たす限り継続して受け取れる恒久的な仕組みです。
この年金生活者支援給付金には、次の3種類があります。
- 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
次章にて、それぞれの支給対象者を確認しましょう。