秋風が気持ち良い9月。来月10月15日は今年5回目の年金支給日です。筆者は元信用金庫職員ですが、偶数月の15日は、窓口やATMに年金を引き出しに来店されるお客様が多かったことを思い出します。

老後の支えとなる年金ですが、今後の日本情勢によっては年金制度の改定もあり得るかもしれません。老後資金に対して漠然と不安になっている方も多いかと思います。

まずは年金制度を理解して、どれくらい受給できるのかを知ることから始めましょう。また申請しないと受給できない年金制度や雇用保険などの社会保障もあります、今回はそんな「シニア世代に関わる申請しないともらえないお金5選」をわかりやすく解説します。

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1. 申請しないともらえない「年金も勝手に振り込まれない、もらい始めは手続きが必要」

公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)は、私たちの暮らしを支える大切なセーフティーネットです。

ただし、支給要件を満たしたら自動的に振り込まれるわけはありません。年金を受け取るためには「年金請求書」を提出して請求手続きをおこなう必要があります。

国や自治体による「手当」「給付金」「補助金」などの多くもまた、受け取るためには申請手続きが必要です。

申請期限や添付書類などのルールを守れなかった場合、本来受け取れるはずのお金が減額されたり、受け取れなくなってしまったりする可能性もあります。

公的な支援制度を必要に応じて確実に活用するためには、自分がどのような支援内容の対象となるかを理解し、手続きをしっかりおこなうことが大切です。